お茶漬けのしみとふるーつ寒天

お手紙風ブログ。それから本と映画、デザイン、アートとなんやかんやを赤裸々に。

きれいの定義

きれいとは。

辞書によれば美しい、汚れていないという意味なのは言わずもがなだけど

radiantly
という言葉をご存知だろうか。

晴れやかな、きらきらした、にこやかな、
という意味の英単語だ。
この言葉がまさに「きれい」を表していると思う。

この言葉がとても好きだ。

イメージとしては
雨上がりの後の葉に滴る小さな雫のような感じだ。

誰の目にもとまらない。
だけど光を反射して地面に落ち、花や樹の生きる糧となる。

そんな何気なさが、私の心の柔らかなところをいい具合にくすぐる。

きれいとは、
そういうことではないかな。

華やかさは必ずしもある訳ではない。

着飾る

とは全く別のもの。
例えば宝石を身にたくさん散りばめたとしても、
それはなんだか下品な印象を受けてしまう。

慎ましい、それでいて何かを癒すような、隅の方できらきらと光る、そんな存在になりたいと思う。

さらにそれに芸術性のようなものがあればもっと素敵だ。

外見はさっぱりしてシンプルでやや薄い印象を受けるが、

中身はなんだかユニーク、という人物になりたい。

ギャップを狙いたい。

注意しなくてはならないのは、ユニークさを全面に押し出さないようにするということだ。

自然な何気なさが大事。

また、コケティッシュであると同時に

抜け感も兼ねそえ、

強さを持った凛々しい女性になりたい。

また、何かが起こっても常に落ち着いてその出来事の背景には何か理由があるのだと考えられる人間になりたいとも思う。

菊池亜希子さんが私の中ではその代表を務めている。

また、作家ではイメージとしては江國香織三浦しをん川上未映子を足して割った感じ。

具体的にどういった生き様かというと、
これはあくまで私の理想(嗜好)だけど、

例えば食に関しては質素なものを食べ、
時たまごちそうを食べてその一時を大事にする。

また、文化的な面では知識を蓄える。

それを糧に独自の自己表現の技を磨く。
そして実践し経験を積む。
それが成長へと繋がっていく。
知的好奇心を大切に持ち、エスプリの効いた会話を出来るだけする。

ただ、これがなかなか難しいもので、こういった生活の基盤にあるのは規則正しい生活のもたらす健康だと思う。
肉体と精神は二つで一つだ。心に余裕が無くなればいずれ体調にも影響が出てくる。

古文でうつくしきもの、
というと
儚さの代表である雫が命や涙の表象として扱われるが、

儚さよりも強い生命力を持っていたい。

そのためには、
一度は腐ったり負の感情に塗れることも糧に出来ると思う。

負の感情があるからこそ強くなれる。

きれいというのは必ずしも透明ということではなくて、

内に秘めた傷や汚れからきれいな水が染み出してくるもの、

というのが持論。



余談。
『日本美女選別家協会』という「美」と他の様々な概念を比較し論じた本があるので読んでみたいと思っている。あの有名なリリーフランキーさんも寄稿している。今回の「きれい」の定義からは話が逸れているかもしれないけど、立ち読みして興味深かった。