お茶漬けのしみとふるーつ寒天

お手紙風ブログ。それから本と映画、デザイン、アートとなんやかんやを赤裸々に。

『オーロラのお針子』


藤本玲未 | 新鋭短歌シリーズ
幽霊の少女の日常という印象を受けた。

そういう設定ではないかもしれないけれど、

「死にたい」等、「死」に関するワードが時々顔を覗かせるので、

死にかけだけど生きていたい少女の

美しく爽やかではあるものの厳しさや辛さもある日常(人生)の一コマを切り取ってきたような感じ。

幽霊、といっても夜徘徊しているタイプではなく昼間もふらふらしている方のような気がする。

また、この少女は恋をしていて、それはなかなか叶わない(叶わなかった)ものなのかもしれない。

ことばが全体的に柔らかなのに、時々抉られるような感覚を覚えた。

女子好みなことば遣いだった。