お茶漬けのしみとふるーつ寒天

お手紙風ブログ。それから本と映画、デザイン、アートとなんやかんやを赤裸々に。

『君の膵臓を食べたい』住野よる

【根暗なクラスメイトくん】である「僕」と、クラスの人気者である桜良。 対極に位置する二人だったが、 一冊の「共病文庫」をきっかけにして 友達以上恋人未満な関係になり始める。 なぜ桜良が「僕」と恋人の関係まで踏み切らなかったのか。 「死ぬ前に恋人…

『白いしるし』西加奈子 極彩色とモノトーンは似ている

自分と異質の人間であると感じた間島 に惹かれた夏目だが、 瀬田の言う通り、夏目と間島は 似ていないようでどこかとても似ているのだと思う。描くものは全く似ていない。 だが 根本のところで、 心の底に煮えたぎる本能がある というところが似ている と瀬…

『あしたはひとりにしてくれ』竹宮ゆゆこ

初めはファンタジー×恋愛なのかと思っていた。所詮ライトノベル、消費され尽くしたエンターテイメント的物語だと。 ありがちな、鬱屈した感情を抱える高校生の話だと。 その期待を大幅に裏切る展開で、楽しませて頂きました。 普段は優等生で穏やかで満ち足…

『オーロラのお針子』

藤本玲未 | 新鋭短歌シリーズ 幽霊の少女の日常という印象を受けた。そういう設定ではないかもしれないけれど、「死にたい」等、「死」に関するワードが時々顔を覗かせるので、死にかけだけど生きていたい少女の美しく爽やかではあるものの厳しさや辛さもあ…